片倉真理の台北漫遊指南
台北を代表する流行の発信地、東區 南(トンチュィ)。ローカルに愛される麺店から最先端のバーまで、”おいしい”に出合える4軒。August 22, 2026
現地在住ライターの片倉真理さんが、暮らしている視点で台北の注目スポットを案内。2026年8月5日発売の別冊MOOK「&Taipei/台湾、街歩きガイド」より、時代の先端を行くような店が現れる、東區 南(トンチュィ)を紹介します。
この記事は後編です。前編はこちらから。
1.秦味館 チンウェイグワン
Shop Data ▷台北市大安區延吉街138巷2號 ☎02‒8771‒3288 11:30~14:30 17:30~21:30 月休 「蒙古炸奶豆腐(モングーツァーナイトウフー)」は60元。
2.天府麵庄 ティエンフーミエンツワン
Shop Data ▷台北市大安區光復南路290巷51號 ☎02‒2721‒7846 17:00~21:00 日月休 Instagram@tian.fu_ 燃麵は80元。
3.初炸小食店 ツーツァーシャオスーディエン
Shop Data ▷台北市大安區光復南路308巷57號 ☎02‒2776‒5855 16:00~22:00(金土~23:00) 不定休(FBで確認) Instagram@deepfry2018 酒類も提供。
4.unDer lab アンダー・ラボ
Shop Data ▷台北市大安區光復南路308巷51號 ☎なし 19:00~翌1:00 不定休(FBで確認) Instagram@u_n_d_e_r_l_a_b 1人800元~。
中国・陜西料理を味わい、「カクテルの実験室」へ。
長年にわたり絶大な人気を誇るレストラン『秦味館』も訪れたい。ここでは台湾では数少ない中国・陜西省の料理が味わえる。秦の始皇帝を驚かせようと打った麺の音から命名されたという「ビャンビャン麺(ヨウボーミエン・潑麵油)」や、隋の煬帝が好んだというオレンジで味付けした魚料理「金齋玉膾(チンチーユィクワイ)」など、逸話に富んだ料理を思う存分味わえる。
中国・四川省宜賓市の名物である汁なし麺「燃麵(ランミエン)」が看板の『天府麵庄』も要チェック。中国出身の夫妻が2007年に開いたが、老齢に伴って引退。現在の店主・鍾崴(ツォン・ウェイ)さんはここの常連で、海外のフレンチ料理店で腕を振るっていた経歴をもつ。「この味を絶やしたくない」と台湾へ帰国し、2024年末にリニューアルオープン。熱い思いを抱きながら先代の味を守り続けている。
台湾の人たちが愛してやまないスナック「鹹酥雞(シエンスーチー・鶏肉や野菜、つみれなどに衣をつけて揚げたスナック)」の人気店『初炸小食店』も必ず訪れたい。ビストロなどを経営していたことのある店主の陳盁儒(ツェン・イールー)さんは、スペインのタパスから「鹹酥雞を西洋風にアレンジしよう」とアイデアを得た。不定期で替わる特別メニューは洋風スタイルで、これを目当てに訪れる人も少なくない。
最後は地下にある実験室のようなバー『unDerlab』へ。ここでは台湾の農作物や飲食文化、ランドスケープや昔懐かしい光景などから発想を得た独創的なカクテルを供している。四季春茶とグァバをミックスさせたものや、蛤エキス付き、生ハムのせなどがあり、その想像力の豊かさに圧倒されるはず。「台湾の今」が凝縮された最先端のカクテル文化を堪能できる場所だ。
area data
市内東側に位置し、通称「東區」と呼ばれるエリア。幹線道路の忠孝東路沿いにはデパートやショッピングモールが並ぶ。今回はこの道路の南側一帯を紹介。大安路や仁愛敦南圓環(ロータリー)周辺は落ち着いた風情で、洒落たバーやティーサロンなどが次々とオープン。最寄り駅は國父紀念館、忠孝敦化、忠孝復興。
illustration&map: STOMACHACHE.
台北在住ライター・コーディネーター 片倉 真理
























































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